2025年3月16日日曜日

マイクロソフトの対応に疑問

Sabine KroschelによるPixabayからの画像

 

私はここ数年、マイクロソフトのサブスクリプション(以下、サブスクという)である
Microsoft 365 Personalというサービスを利用していました。それまではパッケージ版のOfficeソフトを、それこそWindows95の時代から数年ごとにバージョンアップを重ね使っていました。

余談ですが、Windows95の時代、ワードやエクセルをインストールするのに3.5インチのフロッピー・ディスク(1.44MB)というドライブを使っていたことをご存知ですか。
インストールが完了するまで何枚も入れ替えが必要で、それはそれは時間がかかったものです。当時はCD-ROMドライブを搭載したPCは高価でしたから、わたしのような一般ユーザーは手が出なかったという、そんな時代だったのです。DVDやBlu-Ray Discドライブが一般的な今の時代からすると、何とも想像しがたい話ですネ。

ちなみに、ワードやエクセルなどOfficeソフト全部をインストールするには、10枚程度のフロッピー・ディスクが必要だったと記憶しています。

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さて本題に戻り、その後ときが流れ生活に多少余裕ができると、こんなわたしでも数台のWindowsPCとMacを持てるようになりました。そうなると、それぞれのPC本体にライセンスの関係上、別購入のソフトウェアをインストールしなければなりませんから、今度は時間ではなくて高額のソフト代が掛かるようになりました。
何ともパソコンライフは金食い虫だった訳です。

そんな矢先、ソフトウェア業界に大きな革新が起こります。サブスクやクラウドと言った新たな動きが出始めたのです。それを機にわたしはサブスクという契約形態のMicrosoft 365 Personalをはじめることになったのです。

これなら、一契約をすれば必要なときにどのパソコンからもOfficeソフトが利用でき、その上MacでもOfficeソフトが使えるので非常に経済的で便利だった訳です。

当初は、月払い1,000円ほどで複数のOfficeソフトと1TBのクラウドサービスが使える内容で、尚且つ上記のような使い勝手の良さもあったので、お得感は十分あったのです。
いま風に言えば「コスパ最高!」だった訳です。

私にとって何より嬉しかったのは、MacでもWindows同様にOfficeが使えたことと、こちらはWindowsPC限定ですがデーターベースソフトのAccessが使えたことでした。


ところが、時代の趨勢と言いますか、いま話題のAI機能(Copilot)がOfficeソフトにも搭載されたのです。その結果、たちまち値上げになってしまった訳です。AI機能がプラスされたことによりソフトがさらに使いやすく便利になるのなら、この際値上げも致し方ないかと思ったのですが、その値上げの額が驚きで、以下にMicrosoft 365 Personalの金額を記載しておきますが、信じられませんでした。

<月払い>

1,490円 ⇒ 2,130円

<年払い>

14,900円 ⇒ 21,300円

上記を見るとおわかりのように、年払いでなんと6,400円の値上げなのです。
一瞬、桁を見間違えたかと思うほどに、大幅な値上げだった訳です。
このまま更新日が過ぎてしまったら、21,300円が自動的に引き落とされてしまうことになります。

私の場合、ラッキーなことにパソコン雑誌「日経PC21」の4月号の記事を見て、値上げの情報を知ったお陰で 、危うく自動更新されるのを免れたのです。

ただマイクロソフト側に立って言えば、更新日前であれば旧価格での更新も選択でき、従来通りの利用(ただしAI機能なし)も可能だったのですが。
とは言え、その旧価格での利用は期間限定ということで、いつまで旧価格で利用できるかはその時点では未定で、なんとも心もとない内容だったのです。

そんな訳で、こうした今回のマイクロソフトの対応には、些か不信感を抱かずにはいられなかったのです。


Gerd AltmannによるPixabayからの画像


恐らく、契約者宛に事前のお知らせや当初の規約等にはその旨が書かれていたのかもしれませんが、それでもあまりに一方的で不親切なやり方だと思います。
AIがいまの時代のトレンドとはいえ、その機能を使わない人たちにとってはそれは無価値に等しく、メーカーサイドの意向を無理やり押し付けられた感じがします。もう少し顧客サイドに立った対応をいただきたかったと思います。

最近では、PCを起動するとマイクロソフトのWebブラウザ「Microsoft Edge」が何度も開くような一方的な設定がなされていたりと、かなりGoogleのWebブラウザ「Chrome」を意識した動向が目立ち、そんなところにもマイクロソフトの焦りのようなものが感じられます。

「長い物には巻かれろ」とは「巨大権力には真っ向から逆らわず、取り敢えず従っておくのが得策」といった一種の処世術を唱えた「ことわざ」がありますが、今回のマイクロソフトの事例はどこかこの「ことわざ」に当てはまるような気がしてなりません。

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さて、そんな訳で、際どいところでMicrosoft 365 Personalを旧価格で利用することはできたのですが、現役を既に離れたいま、「自分にOfficeソフトは必要か?」と翌々考えてみると、結論は「No!」でした。もし必要なら無料で使えるWeb版Officeもあるし、Googleの「ドキュメント」や「スプレッドシート」もあるじゃないかと、考えが膨らみました。

その結果、Microsoft 365 Personalのサブスクをキャンセルしても、いまのわたしにはそれ程支障がないことがわかり、サブスクの契約を解除することに決めたのです。

ただ、以前から趣味の世界で使っていたマイクロソフトAccessはどうしても手放せないので
後日、単発のソフトとしてネットでダウンロード版を購入することに決めました。

ところが、またまたマイクロソフトの購入サイトに対し不信感を抱かずにはいられない事態が起こったのです。

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それは、どうしてこれ程にわかりづらく、混乱を招くような購入サイトにしたのかということでした。
実際、自分自身が購入画面で所定の手順で操作を始めたとき、一瞬脳裏をよぎったのは直前で読んだある購入者の購入レヴューでした。そこにはMicrosoft アカウントでAccessをインストールしようとしたがOffice365に誘導されるようなことが書かれていて、結論としてはその方はインストールができなかった旨のレヴューだったのです。

事前にこの方のレヴューを読んだときは、正直内容がいま一つ掴めなかったのですが、実際に自分で画面操作をしてみると、この方の言っていることがよく理解できたのです。
それは次の図1の画面を見ていただくとよくわかります。


図1 Microsoft アカウント画面


先ず、購入ソフトのインストールは、マイクロソフトの「Microsoft アカウント」画面(図1)から行うということが基本になります。
そして、今回わたしが購入した「Access」が、その画面左サイドにある「サブスクリプション」の項目にあることが混乱の基なのだと結果的には思いました。そもそも、わたしは今回「Access」をサブスクで購入したのではなくて、「永続版」を単発購入したのですから、「サブスクリプション」の項目に入っている(=隠れている)とは、夢にも思いませんでした。
これでは、わたしには「隠れている」としか思えませんでした。

どうしても「サブスク契約のMicrosoft 365」へ誘導したいというマイクロソフト側の意図が、図1の画面構成から感じとることができました。

そもそも「Microsoft 365」という名称がわかりづらく混乱のもとなのです。
Accessのダウンロード、インストールの方法にしても前述したように複雑に思えてしまうのです。
それもこれも「Microsoft 365」という名称が混乱を招いているのだと思います。

一度、購入手順の全体像がわかると、至って簡単な手順だということがわかります。
ところが、何度も言うように、諸悪の根源は「Microsoft アカウント」画面の左サイドメニューにある「サブスクリプション」の項目の中に、購入した単発のソフト「Access」が配置されていることなのです。

ネットを利用していると、ネットでの解約や退会の際の手続き画面にたどり着けず、わかりにくいという指摘をよく聞きますが、今回のケースはそれとよく似ています。
入会を勧める画面は呆れるほど出てきても、退会画面は何層も深いところに潜んでいるのがネットの世界なのですネ。

Augusto OrdóñezによるPixabayからの画像


度重なる今回のマイクロソフトの心ない対応には、30年来Windows95をはじめとするマイクロソフト製品を愛用してきたユーザーの一人としては、何とも残念でなりません。

GAFAなどとの熾烈な競争があるにしても、巨大組織マイクロソフトにはIT業界の王者としての余裕と寛大さがあってほしいと思います。
マイクロソフトの元創業者であるビル・ゲイツ氏を尊敬している一人として・・・

最後までお読みいただきありがとうございました。
from JDA

2025年3月12日水曜日

今年もウグイスが・・・

 今日は2025年3月12日(水)です。
今朝、わたしは今年初めてのウグイスの鳴き声を聞きました。
あいにくの曇り空で、いまにも雨が落ちてきそうなそんな天気でしたが、ウグイスは元気に鳴いていました。
まだ完全な「ホーホケキョ」ではなかったのですが、確かにウグイスでした。


<ウグイス> JoëlによるPixabayからの画像


お隣さんの雑木林に住み着いてるのか、あるいは毎年どこかからやってくるのか分からないのですが、わが家からそう遠くないところから、その爽やかなさえずりは聞こえてきたのです。

昨年などは、夏も終わりの9月頃まで鳴き声を確認することができましたが、果たしてまたあの同じウグイスが来てくれたのでしょうか。


幸いにして、わが家はお隣さんの雑木林が隣接しているため緑ゆたかで、通年ウグイスをはじめとして幾種類もの野鳥の鳴き声を借景(?)をバックに楽しむことができます。


以前、ウグイスについてネットで調べたことがあります。
それによると、ウグイスは日本全国に分布し、生息領域は比較的広いとのこと。
それまで、わたしはウグイスは渡り鳥の一種だとばかり思っていたのですが、そうではないようです。
地域によって、夏は高原や山地で過ごし、冬に平地に下りてくるウグイス(漂鳥という)と、ほとんど移動しないウグイス(留鳥という)に大雑把に分けることができ、その生息形態は様々なようです。いずれにしても、見かけよりはタフな鳥で環境への適応性はかなりあるようです。

しかしながら、警戒心は強いようで、これまで幾度となくさえずりは聞いたのですが、実はわたしはその姿を一度も見たことがありません。図鑑などで確認すると、一見メジロに色合いと姿かたちが似ているのですが、目の周りは白くはないようです。


メジロ (by Pixabay)


メジロは実際に見たことはありますが、こちらも警戒心が強く、動きが機敏でシャッターに納めるのは一苦労だったのを覚えています。(とは言え、今回のメジロの画像はPixabay有志様の作品によるものでわたしの撮影ではありません。)

恐らく、未だその姿を確認できないのですから、ウグイスもまたメジロ同様にキビキビと動きが速いのだと思います。

去年の記録がないので、今年のウグイスのさえずりのタイミングが、早いのか遅いのか判断できませんが、そんなことよりも、毎年ここにやってきてその鳴き声をわたしたちに聞かせてくれることが何より大事なのです。

新聞テレビなどを見ていると、人と人との争いや、地震、洪水、山火事などの自然災害が後を絶ちません。暗いニュースばかりが目立ち、この先が心配です。
また、かつては共存共栄を掲げていた国々が、ひとたび政治や経済が疲弊すると自国第一主義に傾いてしまう現状もまた危惧されます。

昨今の世界の状況を見ていると、まるで世界中が何か得体の知れない魔物に追われているかのように齷齪しているように感じます。

以前、別のブログ投稿で同じ意味合いのことを書きましたが、こうした状況のときこそ原点に立ち返る冷静さが必要なのだと思います。
「平和とは何なのか」、「人間の幸せとは何か」、「生きる意味とは何か」をチョッと立ち止まって、いま一度考えてみたらどうでしょか。


James KimによるPixabayからの画像


たとえマンネリ化と言われようと、「毎年同じ事ができること」「昨日と同じように無事に一日を過ごせること」など、そう!人間はいつも通りが一番なのです。
兎角、人は自身の生活の中に変化を求めがちですが、平凡で何の変哲もない日々が、実は私たちにとっては一番幸せで嬉しいことなのです。
今朝、緑いっぱいの自然の中でウグイスのさえずりを聴いていて、改めて気付かされた気がします。
いよいよ、春到来ですかネ!

最後までお読みいただきありがとうございました。
from JDA




2025年3月6日木曜日

ポテトチップの健康的な食べ方とは?

 常々、わたしは思うのですが、スナック菓子のポテトチップは

ジャガイモを使った料理の中で最高傑作ではないかと・・・


「止められない、止まらない」のコマーシャルでお馴染みの某スナック菓子同様、

ポテトチップも負けてはいないのです。

場所、時間を問わず、いつでもどこでも気軽に食べられるのが魅力ですが、

ポテトチップにもいろいろな味付けがあって、買うときに注意が必要です。

私はメーカーを問わず「塩味」が一番のお気に入りでした。

ズッと以前は「コンソメ味」が一番好きだったのですが、年を重ねるごとにチョッとしつこ

く感じるようになり、いまは「塩味」が一番です。


ところが数年前、青山通りの「紀伊国屋」へ久々に行ってみて、新たな味付けのポテトチッ

プを発見したのです。

参考までにそのパッケージ画像を添えておきますが、見ての通り、如何にも高級感あふれる

黒とゴールドのロゴがカッコいい筒状のパッケージ。

それは思った通り高価でした。



グラム数がちがうので、単純比較はできませんが、「恐らく、一般的なポテトチップの2倍

以上はするだろう」と、ウチの奥さんが豪語?しておりました。

それならば買いたくなるのが世の常?、人の常?。

へそ曲がりな私としたらなおの事。


しかしながら、それだけではわたしを購入まで至らしめる魅力はありません。

そんなわたしの鉄壁のガードを崩したのが、白い文字で描かれた「Black Truffle」のロゴ。

そして、その下に「黒トリフ香料使用」の一言。

「HUNTER'S」というメーカーの

「HAND COOKED POTATO CHIPS Black Truffle」(以下HUNTER'Sポテトチップという)

という製品だそうです。

なぜか原産国が「アラブ首長国連邦」になっていました。


長年トリフというものに憧れていたわたしはその一言で、敢え無くノックアウト。

当該のポテトチップのパッケージは呆気なくわたしの買い物カゴへ。

そして気がつけばレジへと向かっていたのでした。



帰宅後、早速試食をしてみることに。

プラ製のフタをとりアルミの封を開けると、ほのかに漂うこれまで経験したことのない香り。

これが「トリフの香りか!?」と頷く。

テレビでよく見かける、「トリフ犬が森の中でトリフを発見することができるのは、このニ

オイを嗅ぎ分ける事ができるからなんだ」と妙に感心したりして・・・



ところで、肝心の「黒トリフ香料使用」のポテトチップのお味の方はと言うと、普通のより

ちょっと硬めで輪切りも小さめ。

最初はトリフの香りのためか、ちょっと違和感を感じる独特の味わいでした。

クセがあると言ったらいいのか、わたしの周りでも、反応はマチマチ。

ですが、後々この独特の風味がわたしをはじめ家族の何人かを病みつきにさせたのです。


そんな絶妙な黒トリフ風ポテトチップですが、不満がないわけではありません。

それは、少々塩味が強いことです。 

このまま食べ続けたら完全に塩分摂り過ぎになってしまいます。

そのため、塩を多少ふるい落としてから食していますが、そんなのは気休めです。


そんな中、健康的でかつ経済的な食べ方(?)を思いつきました。

自分ではかなりのアイデアだと思っているのですが、一部にはバカらしいという意見も無き

にしも在らずですが、一応ご紹介しておきます。


塩分多めのポテトチップの健康的、経済的そして美味しい食べ方

<用意するもの>

・「黒トリフ香料使用」ポテトチップ

・蒸かしたジャガイモ


<食べ方>

1.蒸かしたジャガイモの皮を剥き、塩やバターはつけずにそのまま一口かじり、数回     噛みほぐす。

2.その後、直ぐにポテトチップを一枚口に入れる。そして再度数回噛み味わう。

ただし、1と2は前後逆でも可。


口当たりの良いポテトチップはついつい食べ過ぎてしまいがちですが、上記のように食べれ

ば、ポテトチップ自体も少なめに抑えられるし、これまで以上に一箱(袋)が長持ちするの

で経済的です。

ポテトチップのカリカリ感と蒸かしたジャガイモのホカホカ感が、お口の中で交わり絶妙の

食感を体験できます。

お腹もいっぱいになり一挙両得ですネ。


これぞ正に、「目には目を、歯に歯を」そして「ポテトにはジャガイモを」の教えと言える

でしょう。


そんな不動の人気と思えた「HUNTER'Sポテトチップ」に最近、強力なライバルが出現した

のです。

その名も「Calbee 堅あげポテト うすしお味」。

Calbee 堅あげポテト うすしお味
期間限定デザイン


「HUNTER'Sポテトチップ」は確かに美味しいのですが、前述したように

  • 値段が高い
  • 塩味きつめ
  • 品揃いが不安定(常に同じスーパーに品物があるわけではない)

と言った欠点があり。3番目の欠点は決定的に不利な要素と言えます。


とは言え、「Calbee 堅あげポテト うすしお味」にも欠点がないわけではありません。

例えば、小さいパッケージ(65g入り)しか売っていないようで、すぐに食べ終えてしまう

ことです。

しかし、その欠点は私にとっては致命的ではありません。


そんな訳で、コレステロール要注意の現在の私にとっては、量が少な目の「Calbee 堅あげポ

テト うすしお味」と蒸かし立てのじゃがいもを一緒に食すのが健康第一でベストな食べ方な

のです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
from JDA